お母さんと私の絆がより深くなったのは、私が横浜から再び広島へ戻ってきてからのことです。
お母さんがお父さんと知り合ったきっかけは、お父さんにくわしく聞いてください。
私はお母さんから、いっぱいオノロケ話を聞かされましたよ。
ある時、お父さんとお母さんがまだ結婚する前に、お父さんの会社のソフトボール大会があって、お母さん
は張り切って応援に出掛けることにしました。
私はお父さんとお母さんがうまくゴールイン出来る様に応援したくて、お母さんがお父さんの試合に持って
いくお弁当作りを、前日からお母さんのアパートへ泊りがけで手伝いに行ったことがあります。2人で念入り
に献立を考えて、配色まで念入りに話し合ったの。
お弁当箱だって素敵なのをわざわざ買って来てたのよ。お弁当が完成したら、今度は何を着ていくか迷っ
て、何着も何着も洋服をとっかえひっかえして、「ねえ・・・これはど〜お?」なんて私に聞いて「う〜ん・・・ちょ
っと派手じゃない?」とか「もう少し大人っぽい方がいいんじゃない?」なんて色々意見を言ったのを昨日の
ことのように覚えています。
その時のお母さんったら、本当に嬉しそうで幸せそうでした。
私は一応主婦歴が長いので、お弁当作りにかけてはお母さんに、いっちょまえのアドバイスをしましたよ!
お父さんはお母さんが作ったお弁当を、私が手伝っていたなんて思いもしなかったでしょうけどね・・・。
やがて、お父さんとお母さんはハワイで最高にロマンチックで素敵な、2人きりの結婚式を挙げました。
お母さんのウエディングドレス姿は,本当に綺麗だったよ。      
お父さんのタキシード姿も、とっても素敵だったなあ・・・・。
・・・とは言っても、私は結婚式に列席したわけではなくて、写真とビデオで見せてもらったのですが・・・・。

結婚生活が始まり、やがてかずくんが生まれて、お父さんもお母さんも大忙しの生活がスタートです。
私はだてに早く主婦になったわけではなかった・・・と思いましたよ。
先輩妻として先輩ママとしての、私の存在は自分で言うのもおこがましいですが、結構お母さんには役立っ
たのではないでしょうか!!!エッヘン!
何しろ、お母さんときたらだいたいが心配性で大げさときているので、朝でも夜でも家でも職場でも構わずに
「ねえねえ!かずきが転んで頭を打ったんだけど大丈夫かなあ?」とか「ゆうやのウンチに血が混じってるような
気がするんだけど、どう思う?」とか質問攻めの毎日でした。
悩みも打ち明け合うけど、喜びも打ち明け合い、お互いの事を自分の事のように喜んだり悩んだりの毎日で
した。
もちろん、私のこともたくさん聞いてくれて、一生懸命にアドバイスしてくれましたよ。
お父さんにもお母さんにも、すでにご両親がおられないということで、出産後しばらくは山口のお兄さんの家
でお世話になったことを、お母さんは大変感謝していました。
つまり、両親が亡くなられてからは山口のお兄さんとお姉さん(かずくんとゆうくんのおじさんとおばさん)がお
父さんとお母さんの親代わりだったと聞いています。
決して労を惜しむことなく、誠心誠意大切にしてもらったことに深い感謝の気持ちを持っていると、私には常
々言っていました。
お正月もお盆も、まるで実家の両親のもとへ帰省するがごとく、温かく自然に迎え入れてくれる「兄貴夫婦」
に言葉では表現できない恩を感じていると言っていました。
お兄さん(かずくんとゆうくんのおじさん)は、釣りとサッカーが大好きなのだそうですが、お母さんは家族で
山口へ帰省した時に、おじさんがお父さんを釣りに誘ってくれるのが、とても嬉しいと言っていました。
山口の金魚祭りに4人で行ったことも、楽しそうに話して聞かせてくれましたし、家族で行ったいくつかの旅
行についても様々なエピソードがあったようです。
神戸方面へ4人で旅行に行った時は、お父さんがかずくんとゆうくんを連れて温泉に入っていた時に、ギックリ
腰になって帰途が大騒動だったことや、ディズニーオンアイスを4人で観に行った時もお母さんは大喜びで話を
聞かせてくれました。
家族の思い出はたくさんあります。
お父さんもお母さんもその思い出のひとつひとつを、絶対に忘れてはいません。
形のないものは、目には見えないけれど決して消えることはないのです。
お母さんの家族に対する熱い思いも、いつまでもいつまでも消えることなく、お父さんやかずくん、ゆうくんの
そばで存在し続けると私は信じています。
それは形あるものより、よほど尊いものです。

お母さんとの出会いは、私にとっても人生の宝物です。
文章にすると、とても平面的になるので、うまく表現できなかったけれど、かずくんやゆうくんが、私の知って
いるお母さんについてもっと聞きたいと思った時には、いつでも話しますよ。
その時は私に会いに来てね。

Kiyokoさんとの出会いと歴史
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