かずくん、ゆうくんへ
お母さんの好きなものはたくさんあったんだよ。
何から教えようかな・・・。
自転車
お母さんはどこへ行くのも自転車だったよ。
市内ならどこへでも自転車でひとっとびだったの。かずくんを保育園へ送り迎えする時
も自転車だったし、昔住んでたお父さんの会社の社宅からかずくんを乗せて、平和公
園へお花見に行ったこともある。(まだ、ゆうくんは生まれていなかった頃だよ。)
その日の私へのメールには「桜の花吹雪の下で一緒におにぎりをかじりながら『か
ずくん幸せだね・・・。』って言ったよ。」って書いてあったことが忘れられません。
私もH大学のキャンパスから白島まで自転車の後ろに乗せてもらって行った事もあるよ。
アンティークのインテリア
お母さんはアンティークが大好きだった。
特にヨーロッパの骨董家具や置物や雑貨を見ている時は、目がキラキラ輝いていたよ。
何にしても家具ってものに興味があるのか、一緒にデパートなんかにお出かけした時
などは、いつも手を引っ張られて見に行ったっけ・・・?
彼女が欲しがっていたものは金色の燭台だったよ。
あと、白い花の額入りの絵画・・・三越でじ〜っと見入っていたっけ・・・。
栗原はるみ
お母さんの大好きだったお料理研究家の人・・・。
主婦として本当に尊敬していたみたいで、栗原さんのお料理の本なんか何冊か持ってた
よね。三越の「ゆとりの空間」へ行ってみて!お母さんの大好きな雑貨がいっぱいあるし
隣のレストランもお母さんの理想としていた暮らしぶりがわかるような気がするよ。
動 物
お母さんは子供の頃からいっぱい動物を飼っていたそうだよ。
イヌもネコも何匹も飼ったって言っていたなあ・・・。
冬のネコは最高だって言っていた。心を癒してくれるってね。
私はお母さんが大学を卒業する前までは知らなかったから、その動物達には会った事は
ないけど、私が唯一知っているのは「しゅうちゃん」白に地図のようなグレーのサバトラ
模様があった人見知りタイプの雄ネコだった。かずくんが生まれてから、事情があって
田舎の親戚のおじいさんのおうちへもらわれて行ったけど、お母さんの宝物だったよ。
おかあさんがまだ独身で1人暮らしの頃、ペット屋さんの前を通りかかった時に
「ぼくをもらって!」って切ない目でおかあさんに訴えていたって言っていたよ。
それから、今の家でもいつかは動物を飼いたいっていっていた。
でも、「今はうちには2匹の怪獣くんがいるから、もう少し先のことになるね。」って
言ってたよ。(ところで2匹の怪獣くんって誰のことだかわかる?)
