母は半世紀以上にわたり、「おしゃれルーム」という婦人服オーダーのお店を営んできました。
以前NHKで放送されていた「あぐり」という、作家の吉行淳之介さんや女優の吉行和子さんのお母さん
吉行あぐりさんの生涯をドラマにしたものでしたが、私達家族は母の生き方がそのあぐりさんのそれと
重ね合わさるのです。
「私の作る洋服を喜んで着てくださるお客様が1人でもおられる限り、これからも仕事を続けてゆきたい。」
と語り、70代中旬を迎えた今でも現役で仕事を続ける母の姿は本当に誇らしいと思うのです。
母が作る洋服のデザインが気に入り、着心地が快適な上に他の店と比較しても安価で提供してくれるとい
うことから何十年も母の店に通い続けてくださる固定客の方もおられます。
看板屋を経営する父の支えになりながら、頑張ってきた母の長年の夢は店頭に小さなウインドウを出すことでした。
後継者もいない今、結局ウインドウは出すか出さないかはわかりませんが、とりあえずは
店頭のウインドウ代わりにこのサイトを設けて、母が「おしゃれルーム」と共に歩んできた軌跡や、出来れば
母の作成した洋服を写真などで紹介していけたらと考えています。